中央大学理工学部精密機械工学科 戸井研究室 音響システム研究室

研究内容

タイトルイメージ

研究成果とサウンド

生活に身近な「音」、自動車、精密情報機器、家電製品などから発生する動作音の快音化を実現しています。

掃除機の快音化

耳障りな高い音「キーン」のみを下げる吸音ユニットを開発。吸引力が感じられる快音掃除機を実現。

beforeafter

トイレ洗浄音の快音化

汚らしい低い音「ゴボゴボ」を配管形状の工夫で改善。爽やかなトイレ洗浄音を実現。

beforeafter

体感温度が変化するエアコン動作音

低い音は暖かく、高い音は涼しく感じる音の機能性を活用。省エネで身体に優しいエアコン動作音を実現。

warmcool
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進行中の研究

今年度進行中の研究は、次のとおりです。

数値シミュレーションに基づく歯打ち音の快音化に関する研究

朴 成鋒

ギヤノイズに寄与するパラメータを把握して、設計の初期段階で可能な快音化設計のアプローチを構築する。

研究フロー

左右耳差を考慮した高齢者の聴覚処理に関する研究

郭 羿杰

利き耳の調査と音の立ち上がり部分に着目する音像定位実験を行って、高齢者の聴覚処理に関する左右耳の差を研究する。

研究フロー

変速段ごとの変速フィーリングデザインによる加速感の向上

五十嵐 啓紘

加速走行時の暗騒音変化を考慮し、変速段ごとに変速音、ショックおよび操作力をデザインすることで加速感の向上を目指す。

研究フロー

CPAP呼吸音を考慮した在宅医療空間の快音化

大林 葵

CPAP呼吸音に対して患者と介助者の呼吸リズムの違いが睡眠に及ぼす影響を把握し、在宅医療空間の快音化指針を示す。

研究フロー

骨伝導による音像定位を活用 した経路誘導の開発

小澤 風太

骨導イヤホンを用いて、音像定位技術を応用し共通の頭部伝達関数により、誘導方向に音を認知させる経路誘導を開発する。

研究フロー

EV車室内サウンドデザインによる機能的空間価値の創生

柴橋 和真

人間の聴覚機構特性に基づき非定常マスキング特性を解明し、EV車室内の空間目的に応じた機能的空間価値を創生する。

研究フロー

純音の振幅変調を考慮した協和感に基づくポンプ動作音設計

広沢 隼土

ポンプ動作音の特徴を考慮した協和感に基づく音質設計手法の選定、検証により、空間に調和した快適な動作音を提案する。

研究フロー

振動情報を利用したドローン衝突回避のための音源探知

星野 瑛彗

振動情報を利用した自機音の分離、および脅威機音の推定・探知を行うことで、ドローンの衝突回避技術を提案する。

研究フロー

脳血流に基づく快適性および集中力向上のための作業環境の構築

松本 大祐

脳血流反応を計測し、作業環境を想定した音環境及び光環境の評価を行い、快適性および集中度の向上する環境構築を目指す。

研究フロー

生体情報を活用した客観評価 に基づくEV車室内音の快音化指針の構築

青柳 洸希

EV車室内音に対する主観的な感情を、生体情報により客観的に把握することで、空間価値を向上させる音質を追求する。

研究フロー

機械学習と感性・生体評価を複合した安心感のあるICEV・EVトラック車室内音の創生

大島 遥汰

ICEV・EVトラック室内音に対して機械学習と感性・生体評価を複合し、車格や動力源に依らない快音モデルを提案する。

研究フロー

認知機能の低下に対する音による活動支援のための評価方法の提案

河原 怜雄

音と生活リズム、イベントシーンの関係性を印象評価と生体評価で紐づけ、監視性のない高齢者の見守り支援を目指す。

研究フロー

油圧ポンプ次数成分に着目した電動パワーショベルにおけるオペレータの疲労感低減

花井 奏太

電動パワーショベルの油圧ポンプ次数成分に着目し、オペレータの疲労感低減に有効な快音化指針を構築する。

研究フロー

操作音改善による空中ディスプレイの操作感向上

渡瀬 由人

触覚や視覚と聴覚の対応を把握し、適切にスイッチの操作音パラメータを変更することで、スイッチの操作感を向上させる。

研究フロー

研究は、最先端の研究設備を用いて進めています。

インピーダンスチューブを用いた音響実験

7階無響室1
無響室Ⅰ

サウンドパーティションによる上下方向の音場分離実験

7階無響室1
無響室Ⅰ

ドライビングシミュレータを用いた警告音の選定実験

7階無響室1
無響室Ⅱ
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研究実績

過去から現在までの研究実績について